二世帯住宅についてのコラム、集まって住むことで、家族としての文化、知恵、資産を継承し、家族が集まってより幸せになる住まいのあり方を提案いたします。
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 都市型二世帯住宅の課題   I will find the future that has already happened・・・すでに起こった未来を探す

   イクメン
■他人事でない、急速な高齢化と少子化にどう向き合う!

急速な高齢化(長寿命化)や少子化の進行、持ち家の取得難、共働き家族の増
加など、さまざまな社会状況を反映して、親子同居がふたたびクローズアップさ
れています。


}また核家族化による問題点が叫ばれるようになって久しい今、世代間のふれ
あいの必要性が、改めて認識されてきているように思います。大勢の家族と暮
らすことで、お互いに協調し合い、思いやる心を育て、知恵や文化を伝え合うこ
とができます。


親世代にとっては、万一病気になったきなどを考えると、頼れる人が近くにいる
ことは大きな安心感になります。子世代もまた、家事や育児をバックアップして
もらえ、特に共働きの場合には助かります。


このように、二世帯住宅はさまざまな社会的背景やメリットが挙げられますが、
昔の大家族制と同じように考えて暮らすと、取り返しのつかない状態に陥ってし
まうことにもなります。世代による価値観の違いは以前よりもずっと大きくなって
いますし、生活時間もそれぞれで違います。


ちょっとしたことで、感情の行き違いが生じることもあります。経済的にも、片方
の世帯にあまり片寄りすぎると、長い間には気まずさや不満が出てきがちで
す。いずれにしても、親子二世帯同居を成功させるには、設計段階で十分な話
し合いが必要です。


両親の高齢化、子供の成長と独立といった将来像も含めて、思いやりをもって
お互いの希望や要望をだしていくプランニングを楽しい作業にしていくことが必
要です。もちろん、経済的な分担をどうするのか、この点をはっきりさせておくこ
とも大切です。お互いが、本音を出した話し合いがしっかりできてはじめて、共
存型同居か独立型同居かの最もふさわしい住居スタイルが選択できます。



■変化し深化する都市型二世帯住宅の形態!

一軒の家に大人数で住むことは、昔は多く見られました。そこでは一家の主を
中心に、全員の役割と位置づけがありました。最近では長男でも、親と別々の
家に住むことも多くなりましたが、都市部では65歳以上の居住者といる割合も
37%程度となり、新しい土地の取得が困難など、経済、精神的な面から二世帯
住宅としての建て替えが増えています。


しかし昔と違い、生活に対する考え方も多様化し、親子でも価値観や毎日の生
活のリズムが違う事が多く、すべてを共有するより、ほどよく間合いを取り、分
離したほうがお互いうまくいくように思います。2つの世帯の関わり方によって、
間取りプランが変わってきます。価値観やライフスタイルなど、両世帯の違いを
把握したうえで、間取りプランや設備を工夫することが快適な二世帯住宅をつく
るポイントになります



■都市型二世帯住宅では、上下に住み分けることが一般的です。

ただし2・3階に暮らす世帯は、光や風をふんだんにとり込む生活が楽しめます
が、ゴミ出しや買い物の際には荷物の上げ下ろしが大変などといった不便な点
もあります。
■都市型二世帯住宅のメリットは、以下のような特徴があげられます。

○ほどよい距離とほどよい間合いで、ほどよいコミュニケーションができる
○親・子・孫の三世代交流でにぎやかになる
○建設資金を相談できる
○ほどよい距離で、防犯・健康上も安心感が増す
○世代間の暮らしの知恵が出し合え生活に広がりが持てる
○お互い相談できて安心で気が楽
○親世帯にとって張りのある生活ができる
○留守番を頼んで旅行にも行ける
○住み慣れた場所だと、つきあいがスムーズになる
○都市の利便性が享受できる
○相続が円滑にいく
                          

■新時代の二世帯住宅・多世帯住宅

女性にとっての永遠のテーマと言われている嫁・姑問題。育ってきた環境、時
代、文化、考え方等々で一つ屋根の下での同居は難しい問題があります。しか
し、最近は都心に住む親世代の家をリフォームや建て直しで二世帯対応住宅に
するという話しを耳にします。その理由は親と子の双方にあるようです。


まず親世帯は孫の成長を側で見守ることができますそして、年々夫婦どちらも
体力が衰えていくなかで、病気・怪我など万一の時を考えると子世帯が側にい
てくれることによって心強く安心もできます。さらに孫や子どものような若い世代
とのコミュニケーションを持つ事によって生活にハリができ、新しい情報にも触れ
ることができ気持ちの老け込みを防ぐことができます。


一方、子世帯側の理由としては今の時代、自分達だけの力で都心に家を持つ
ことが難しい場合があります。さまざまな条件の中で、そろそろ家をと思い始め
たときに、親から家を二世帯住宅に建替えて一緒に住みたいという話が出でき
ます。


共働きが多い時代、小さな子どもが急に体調を崩した時などのことを考えると親
世帯が側にいてくれることによって安心して仕事に行くことができます。そして、
小さな子どもの場合、夜中や日曜祭日に熱を出すなど急に体調が変わることが
あります。そんなときでも子育ての先輩として生きたアドバイスをもらう事ができ
大変心強い味方になってもらえます。


少子化の時代、豊かな感性と人を思いやることのできるように親世帯・子世帯
がともに次世代を受け継ぐ子どもの育成をしていくことが大切になってくるので
はないでしょうか。





        



工事ブログ 「大阪住まいづくり物語〜二世帯住宅篇〜」
  鉄筋コンクリート住宅の得意な建築士が外断熱・高耐久コンクリートでつくる家


 


         「二世帯住宅を望まれている親世帯のかたへ」〜円満二世帯住宅建築への道〜

始めにお伺いいたします。なぜ、二世帯住宅を望まれているのでしょうか?二世帯住宅の計画について子世帯部分や外観・外
構などの共有部分について主に相談されてらっしゃるのは、どなたでしょうか?住宅建築に必要な費用の負担割合はどうされて
いらっしゃいますか?インターネットで二世帯住宅について調べたところ下記のようなことを目にしました。二世帯住宅が完成し入
居後の不満が出てくるのは主に子世帯の妻のほうです。これは、夫の両親との二世帯住宅で、その建築にさいして、子世帯の
妻の要望を聞き入れられていないということが大きいようです。(もともと二世帯住宅に関して積極的ではないということもあるよう
ですが)子世帯部分の間取りや設備・デザインも全て親世帯に決定権があり、好みが合わない上に庭があるのに使えないとい
声もありました。また別のケースでは、親世帯が家の建替え時に子どもが結婚したときのためにと何年も前に二世帯住宅を建築
していた場合がありました。設備も古くなり、子世帯の住まい方にも合わず不満になっています。親世帯の所有する土地で、建
築費用もほとんどが親世帯といった場合、費用負担するのだから、親世帯が子世帯の部分に関しても口を出して当然・・・では、
最初から(二世帯住宅に)気乗りのしない子世帯の妻は、住んでから余計に不満を募らせます。最悪なケースとして、二世帯住
宅から子世帯が脱却して別居や子世帯夫婦の離婚があります。子どもの不幸を願う親はいないと思います。親世帯も子世帯も
幸せになるように、お互いの世帯がコミュニケーションをよくとることが大切だと思います。せっかく多額の費用をかけて二世帯住


宅を建築するのであれば、子世帯が側にいることのメリット、親世帯が側にいることのメリットが増えるようにしたほうが良いので
はないでしょうか最初から子世帯(特に嫁)と協調することが出来ないのであれば、自分達だけの住まいを作るほうが、後々のこ
とも考えると良い結果になるのではと思います。始めは気乗りのしなかった二世帯住宅の建築がそこに「(二世帯住宅に)住んで
みて良かった!!」と子世帯側の妻(嫁)の口から出てこそ二世帯住宅にした値打ちがあるのではないでしょうか。もちろん親世
帯も(特に嫁と)二世帯住宅に踏み切って「良かった!!」と感じ、双方の世帯がそれぞれの生活リズムを保ちながら暮らしていく

ことができてこその二世帯住宅ではないでしょうか。




将来または近く、二世帯住宅を建てたいと思われている(又は二世帯住宅建築予定の )男性のかたへ

あなたが二世帯住宅で一緒に住まわれる親世帯は、あなた(夫)の親ですか、それとも妻の親ですか?自分の親との二世帯住
宅について、きちんと妻や母に気を配っていらっしゃいますか?「そんなものは妻がするものだ」とか「妻が努力せよ」「自分は仕
事で忙しく疲れているのに、家庭のことまで神経を使えない」というような思いはないでしょうか?二世帯住宅の親世帯が夫側の
親である場合、夫は自分の親との二世帯住宅ということで、その設計に関してや完成後の住まい方について、あまり負担を感じ
ずにおられるのではないかと思います。特に家のなかの設備全てにおいて2つずつ(キッチン・トイレ・お風呂・玄関等々)ある場
合は、なんの問題も起きないと。


しかし、それまで適度な距離にいた嫁姑が、手を伸ばせば届く距離になると、これまで目にしなかったことがお互いに見えるよう
になります。男性は自分の親ということで、気にせずにいることができますが・・・。しかし妻にとって、姑とは何の気兼ねなしに過
ごすことのできる存在ではありません。妻からの申し出があり二世帯住宅で、あなたの両親と一緒に住みましょうということでは
なく、あなた(夫)やあなたのご両親から出た二世帯住宅計画は、妻の夫である「あなた」が、妻や母の仲裁役をし、かつ双方の
世帯が上手くいくようにリーダーシップを発揮しなければならないのです。
二世帯住宅計画(完成前・完成後)は、双方の世帯を上手く取りまとめていけることが必要不可欠になります。また絶対に行って
はいけない事として、妻の意見や住まいに対する希望も聞かないで、あなたの親と二世帯住宅の計画を進める、間取りも決定し
てしまうことです。(二世帯住宅そのものが賛成ではないことも・・・)出発点から妻に二世帯住宅について「もやもや」とした不満を
抱かせることは、完成後、一緒に住まうようになってからも、妻の根底にはその不満が残り、二世帯住宅での姑との日々の小さ
な不満が、積み重なり最後には大きな不満の塊になります。


二世帯住宅や同居は妻が努力するものと考えておられる方はいらっしゃいませんか。ご自分の両親との二世帯住宅は夫が常に
気を配る覚悟がないと安らぎや寛ぎの家にはなりません。また、妻の両親との二世帯住宅や同居は妻が夫に気を配ることが必
要です。夫または妻のどちらの親と暮らすにしても、自分の親と暮らす方が配偶者への配慮をすることが一番ではないでしょう
か。配偶者にとっては、舅姑は一番身近な気を使う他人という存在なのですから。・・・とはいえ、二世帯住宅もメリットは沢山あり
ます。そのメリットを生かすためにも、ご自分の両親と暮らす側の夫または妻が大きな役割を担う覚悟が必要です。




 二世帯住宅や同居は、始める前にお互いの家族が共同生活に向いているのかどうかを冷静に考える必要があります 
                   〜二世帯住宅にして後悔しないためにも〜

夫側の家族との二世帯住宅や同居を継続できるか、どうかは夫にそれなりの覚悟が必要です。何事も妻任せでは、それなりの
費用をかけて建てた二世帯住宅が無駄になります。「そんな事ぐらい、上手いこと母(姑)とやってくれよ」・・・では、やがて、取り
返しのつかないことになるかもしれません。妻に「こんなことなら二世帯住宅にしなければ良かった。狭くても以前の住まいのほう
が良かった」と思わせないようにする覚悟が夫には必要です。最近の50代以降(姑となりえる年齢)は、昔の姑のイメージとは随
分違ってきているかとは思います。


しかし、個性は千差万別で、なかには社会的にかなり逸脱している方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのような方とは適
度な距離を保ちながら暮らすほうが良いと私は思います。二世帯住宅や同居などは、それまでのお互いの環境の違い、考え方
の違い、世代の違い等々があることを分かった上で、相手のことを尊重し、気持ちを汲み取る、その上でなお且つ、土足で踏み込
まないということが必要だと思います。そうしないと、いくら立派な二世帯住宅を建てても、やがては、二世帯住宅での二世帯同
居の解消や子世帯の離婚といったことになる可能性もあります。そのようなことにならないためにも、二世帯住宅を建てる前に二
世帯住宅で暮らしてもいける最低限のものを持ち合わせているかどうかお互いにしっかりと視る事が必要だと思います。それか
ら、これは特に男性のかたにお願いしたいのですが・・・・。
ご自分の両親が二世帯住宅に合っているかどうか冷静な目で見極めていただきたいのです。それが結局、男性のかたのためで
もあるのです。なぜならば、同居が始まり、ひとたび何かが起これば、妻も母も男性に訴えます。そうなると、妻と母の間に立ち戸
惑い困るのは男性なのです。ですから、二世帯住宅や同居は男性も真剣に考えないと必ず火の粉は飛んできます。決して親任
せにせず妻任せにしないで頂きたいのです。どうか宜しくお願いいたします。そしてご自分の尺度でモノごとを決めつけないで、
相手がどうしてこのようなことをするのか、その裏にある事情や気持ちを考えたり、汲み取るということが大事だと思います。今回
は、男性の方へは辛口コラムとなりましたが、せっかく、夢や希望を実現しようと建てた二世帯住宅を無駄にして欲しくはないの
です。その上から出た言葉ということでお許しくださいませ。当事務所では、二世帯住宅について現実的な提案・アドバイスをさ
せていただいております。


メールでのご相談はこちらから、どうぞ→  (メールアドレス: npcmamail@gmail.com)  電話でも、ご相談にあずかります TEL 06-66606-5724







   楽しい我が家は二世帯住宅、住まいづくりのアレコレをコラムに書いています。
エドガーさんとコラムを楽しんで下さい!
  ☆ 建物を支える基礎を初公開、ふだん私達がよく目にする建物をCGの世界で見てみますと・・・家づくりは基礎から地震に備える。
  ☆ ステンドグラスといえば、教会をイメージされるのではないでしょうか・・・ステンドグラスを使った扉 (大阪市阿倍野区の二世帯住宅)
  ☆ 洋室は、そこにインテリアを配置することで、その洋室の・・・和室と洋室の違い〜何もなくても様になる和とインテリアが決め手の洋〜
  ☆ 最近の住まいは客間・応接室がなくなり、ダイニングルーム・居間・リビングが・・・リビングルームからファミリールーム (家族室)へ
  ☆ ますます大きくなるテレビ、家で映画を見るときでも3D対応のテレビであれば映画館で見るような迫力は・・・部屋の音漏れを防ぐ工事
  ☆ 小さいお子さんは、お母さんの姿が見える場所で勉強すると、・・・インテリア・・・大きな食卓テーブルは笑顔がいっぱい集まります
  ☆ スケルトン・インフィル分離発注で2,500万のコストダウン・・・衣料・食料・物販などあらゆる分野で進んでいる
  ☆ 「カーギャラリー・ガレージハウス」〜愛車も家族 大好きな車を愛でながら過ごす〜家の中に車を持ち込む方が増えているようです


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